彼女ができるスーツスタイル〜その4
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彼女ができるスーツスタイル〜その3から続きます。
彼女ができるためのスーツ選びについて色々と記載してきましたが、スーツの次はワイシャツ選びです。
オフィスや食事の際など、スーツの上着を脱いでワイシャツ姿で過ごすことは多いものです。特に夏場などは、一日中ワイシャツ姿だと思います。
ですから、彼女ができるためには、スーツ選びだけでなくワイシャツ選びも非常に大切です。
ここでは、奇をてらわず着実に女性の第一次審査(第一印象審査)を通過できるレベルを目指します。
ノーアイロン素材を選ぶ
ワイシャツ姿で、まず避けるべきは、シワシワのワイシャツです。
シワシワのワイシャツは、着ている人が「だらしない」印象を与えます。女性としては、だらしない人とは、なるべく一緒に過ごしたくないものです。
結論としては、アイロン不要なノーアイロン素材のワイシャツを選び、かつ、きちんとアイロンをかけるのがお勧めです。アイロンの時間が取れない場合は、必ずクリーニングに出します。
この結論に至る、私の経験をお話します。
私は以前、少し高価なブランドのワイシャツを好んで着ていた時期がありました。具体的には、次のブランドです。
スキャッティ・オーク
このワイシャツは、素材がよくデザインも好みで、大変気に入っていましが、ノーアイロン加工されておらず、毎回クリーニングに出していました。
クリーニング後のワイシャツは、プロのアイロンで、しっかりプレスされていて、着る時は非常に気持ちの良いものでした。
しかし、ある時に、ワイシャツの腰や背中のシワがひどいことに気づきました。原因は、電車通勤で座ったときに背中にシワがついたのでした。
結局のところ、きちんとクリーニングに出したシャツでも、着ている途中についてしまうシワは防げないのです。
朝一にシワがなくても、これでは意味がないなと感じ、今ではノーアイロンのワイシャツだけを着るようになりました。
アイロンは必要
ノーアイロン素材のワイシャツを選んでも、やはりアイロンは必要です。
さすがに、アイロンをしないと多少のシワは出ますし、特に背中のプリーツ(折り目)などは、アイロンでしっかり折り目が入っていると、良い印象を与えることができます。
アイロン掛けが面倒なら、迷わずクリーニングに出しましょう。最近では、ワイシャツは100円〜150円程度でクリーニングできますので、彼女ができるための必要経費と考えれば、安いものだと思います。
自分でアイロン掛けするなら、短時間で効率良くシャツにアイロンをするコツは、高さのあるアイロン台を使い、立ってアイロン掛けすることと、霧吹きを併用することです。
高さのあるアイロン台なら、アイロンした部分が床についてしまいシワになることを避けられますし、霧吹きを併用すると、簡単にシワがとれます。尚、アイロンには細かい霧が必要なのですが、100円のものなどは細かい霧がでなかったり、すぐに壊れる傾向がありますので、ケチらずに1000円前後の霧吹きを使います。
アイロン達人でも時々はクリーニングを
先に記載した様に、ノーアイロンシャツ、高さのあるアイロン台、霧吹きを用意して何度かトライすれば、誰でも短時間にきれいにアイロンがけ出来る様になります。
しかしそれでも、5回ほど着用したワイシャツはクリーニングに出します。理由は、普段の洗濯では落としきれない襟や袖の汚れを落とすためです。
クリーニング頻度は、4着のワイシャツを月〜金で着回す場合、目安は月1回です。
襟袖の汚れ対策としては、毎日の洗濯にて液体洗剤や漂白剤を塗る手もありますので、時間あり節約派の方はトライしても良いかと思いますが、彼女をつくるという本来の目的を見失い、洗濯オタクになったり、所帯染みた独身男性にならない様に心がけます。
体に合ったサイズのワイシャツを選ぶ
スーツ選びの記事にも記載しましたが、ワイシャツの命は、サイズ感です。
一般には首周りが指一本の余裕がある、という観点だけで選ばれがちですが、袖の長さ、ウエストの太さにも注目します。
袖の長さは、短過ぎないことです。スーツの上着を来た時に、ワイシャツの袖がチラッと出ている必要がありますので、気をつけの姿勢で、袖が手首を完全に隠す程度の長さが必要です。
胸回りとウエストは、体に合ったものを選びます。とくに細身の方は、首周りだけを基準にすると、ワイシャツがダボダボに緩くなりがちですが、苦しくない範囲で、できるだけ体にフィットしたサイズのワイシャツを選びます。
時折、腰のベルト周りにワイシャツがダブついて、逆さにした巾着袋の様な状態の方を見かけますが、シャツはだらしなく、来ている方は細く貧弱に見えるものです。
メーカーにもよりますが、細身の方は、体周りが細いモデルを選びます。よく、スリム・スーパースリム・シャープモデルなどの名前で発売されていますので、探してみて下さい。
尚、これらの細身のモデルは、背中のプリーツ(折り目)が無いものが主流ですが、プリーツが無いとアイロンが非常に楽になるメリットがあります。あなたが細身であれば、迷わず、背中のプリーツの無い、細身のワイシャツを選ぶべきです。
襟は、ボタンダウンがお勧め
ワイシャツの襟は、ボタンダウンがお勧めです。
特にノーネクタイのスタイルであれば、ボタンダウンは必須です。
ボタンダウンでないワイシャツは、ネクタイ前提の作りとなっていますので、ノーネクタイにすると、単にネクタイを忘れた様な頼りない襟元に見えます。
ボタンダウンですと、ボタンがアクセントになりますし、襟が立ち気味になることから、襟の存在感が増し、一番上のボタンを外して着る様な、ノーネクタイのスタイルでもOKです。
ネクタイをする際でも、ボタンダウンを選ぶデメリットはありませんので、ワイシャツは常にボタンダウンを選ぶ様にします。
ワイシャツの素材は?
いわゆるダサいワイシャツや、おじさんくさいワイシャツ、安っぽいワイシャツスタイルを避けるには、サイズの次にワイシャツの素材に注目します。
具体的には、スーツ選びと同様、立体感のある生地のワイシャツを選びます。
立体感とは、例えばジーンズの生地とチノパンの生地の違いをイメージして下さい。ジーンズの生地は立体感があり、チノパンの生地が立体感のないものです。あるいは、学生時代の制服のワイシャツや、白衣のような生地が、立体感のない生地の例です。
次に、ボタンに着目します。ボタンは厚みがあり色合いがパール風のものを選びます。
おそらく定価で4000円程度以上のシャツであれば問題はないかと思いますが、学生時代の制服のワイシャツについていた様なボタンは避けるべきです。
彼女のできるワイシャツの色選び
ワイシャツの色は、職種で特に指定の無い限りは白を避けます。白いワイシャツは地味すぎ、服装にこだわりの無い人とみなされます。
また、黒や濃紺などの濃い色のワイシャツも、全身のコーディネートが必要な上級アイテムですから、このページの最初に書いたような「まずは女性の第一印象審査を突破」の目的には合致しません。
結論として、ワイシャツのお勧めの色は、次の通りです。
- 薄いブルー
- 薄いピンク
- 白ベースに青や赤の格子模様(遠目からみて薄ブルーや薄いピンクに見える)
これは、無難ながらも多少のこだわり感・清潔感を醸し出すことができるデザインです。
彼女のできるワイシャツ選び、まとめ
ここで記載したワイシャツ選び、ワイシャツスタイルをまとめます。
- ノーアイロン素材
- アイロンをかけるかクリーニングに出す
- 体にフィットしたサイズ
- ボタンダウン
- 立体感のある生地
- 厚みのあるボタン
- 白や濃紺は避け、薄いブルーか薄いピンク
以上を頭に入れ、ワイシャツを選んでみて下さい。きっと、女性からの目が、変わるはずです。